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今回の感想はかへたんていぶの9巻です。月一連載でゆっくり続いてきたこのかえたんていぶもこの巻でとうとう作中の時間が1年経過しました。つまりは都幾川えみな達かへたんていぶのメンバーも2年生に進級することになります。

収録されているのはオーダー71からオーダー79までの9話分、時期は春で前巻から引き続きで3学期の途中から始まります。そして春休み、2年目の1学期と続きます。連載開始が2009年10月22日で9巻の発売は2016年9月21日と作中の一年が経つまで結構長かった気がします。

そして何より新年度となれば当然来るのが新入生です。かへたんていぶにはかへ部以外にも個性的な女の子が大勢出てきましした。そんな中新入生もどんな変人や可愛い子が登場するのか、楽しみな新学期がいよいよスタートです。

あらすじ

3学期も終盤、一足早く新入生代表の準備で来た宮代結など新入生と顔を合わせるかへたんていぶですが、春休みに入ると新年度に向けての準備が始まります。新ユニフォーム作成のために花園静による身体測定やかへ部の新企画のアイデアを出し合ったりしました。

そんなこんなで新年度、新入生獲得を目指すかへたんていぶでもいろいろな準備が始まります。新入生説明会で都幾川えみなが噛み噛みで説明したり、1年生限定デーを開催したりと大忙し、ですがお客としてはくるものの入部希望は集まりません。

そんな中届いたのは一枚の入部希望、そこには暗号が書かれていてまさかの入部希望と同時の挑戦状です。まさかの展開に四苦八苦しながら暗号を解くかへ部員たち、見事暗号を解き念願の新入部員が仲間入りして新学期もかへたんていぶは平常運転です。

感想

新年度になり新たな部員、八潮真美が登場

季節は春になりとうとう新年度に突入したかへたんていぶですが、当然つばめヶ丘高校にも新入生が続々登場です。そして我らがかへたんていぶにも新たに新入部員が加入しました。一応8巻でも東方院摩智が部員になりましたが、彼女は元々ヘルプ要因としてちょこちょこ手伝っていましたし基本はいつもどおりです。しかし今回は待望の新入生の新人の登場、かへたんていぶにも新しい風が吹いてきましたが、どうやら一筋縄ではいかない様子です。

新入部員の名は八潮真美、彼女は以前3巻の夏合宿にて?高校の生徒として登場した八潮琴美の妹です。そういえばこの時は都幾川トウマが八潮琴美として女装してたのでかなり前の登場ですが覚えていました。八潮真美は入部届を暗号でまさかの挑戦状として出してきましたが、かへ部というかほぼえみなによって無事解読し入部となりました。しかしいきなり挑戦状を出した彼女ですが実際はかなりの小心者で、ある意味これもギャップでしょうけどインパクトがすごすぎです。

そんな彼女は姉と一緒でミステリーが大好き、姉に夏合宿のミステリーナイトの話を聞かされてかへたんていぶに興味を持った模様です。しかし合宿のときはえみな以外は遊んでばかりだしでろくに探偵部らしいことはなかったような気がしますが、一体どんな伝わり方をしたのか興味がありますね。更に彼女の意外な一面が、なんと彼女はミステリーはミステリーでもサスペンス系、それもスプラッタなどかなりのハードなものが好みという変わり者でした。ある意味その変人ぷりはかへ部向きでしょうか。

他にも続々新入生が登場、どの娘もみんな個性的

めでたく新入部員を1人だけ獲得したかへたんていぶ、しかし新入生は八潮琴美以外にもいます。かへ部ではないものの普段は生徒の憩いの場のカフェですからいろいろな子が集まってきます。中には前に見たことのある娘やすでに登場している人達の身内も登場します。生徒会に入った宮代結は前生徒会長の宮代葵とかへたんていぶ顧問の宮代巴の妹、しかし前生徒会長とは正反対の性格でまさに天使のような女の子、おちょこちょいで小さくてマスコットみたいな感じがします。

またアイリス・オートネは海外からの留学生で名栗理沙の従兄弟でアニメ研究部所属、なんとすでに海外で大学を飛び級で卒業しての留学です。その理由がアニメやオタク文化を満喫するために日本への留学する条件が大学卒業だったからという筋金入りのオタクです。こういうところはさすが名栗理沙と血の繋がった従兄弟だといったところでしょうか。しかし見た目は全く違います。金髪ロングで巨乳というまるでマンガのような娘、いえこれはマンガですけどね。スタイルだけは従兄弟といえど似なかったようです。

そして八潮真美の小学校からの幼馴染の両神ゆうりと小鹿野希、両神ゆうりは?高校の両神侑斗の妹でアニメ好きの女の子です。中学で武道系の部活をやっていたのも当時ハマっていたアニメの影響だとか、兄弟揃ってのオタク気質みたいです。小鹿野希は前報道部部長の妹さん、姉は色々問題児的な感じでしたが妹は打って変わって温和な女の子、報道部には興味がなく新体操一筋でレオタード姿もきっちり書かれているのは見どころかもしれません。

まさかの展開、あの二人が結婚していました。

結論から言うと体育教師だった川越たける先生とえみな達の担任を務める狭山良介先生が新学期早々結婚していたことが発覚します。ちょっと前にかへたんていぶで狭山先生と川越先生が付き合っているのではという疑惑が有ったものの、川越先生が全否定し佐山先生は恋愛対象にならないとまで言っていたのですがまさかの結婚です。その時点では本当に付き合ってもいなかったようですが、元々中学での先輩後輩だったりと交流は有ったわけで全く脈がなかったわけではなさそうですね。

川越先生といえばたけるちゃんと生徒たちからも呼ばれている先生ですが、基本的に浮いた話はなくて学校の先生の女子会では幹事を務めるくらい。更にはよくネトゲに出没しているとは名栗理沙の話。ただし前に話しに出てきたときには、プライベートでは結構ひらひらしたスカートでかなり可愛い系の服を着ていたりと学校では見せない一面もある模様、そういったところも所謂ギャップ萌えで佐山先生と結婚できた一因だったのかもしれませんね。

しかし大変なのが宮代巴、佐山先生のことが好きで片思いだっただけにかなりのショックを受けている模様、本人はもう川越先生と話をして納得していると言っているけれども普段のドジっぷりが動揺のあまり大変なことになっています。迂闊にからかおうとするえみなにも目が怖いです。直接川越先生と飲んだときひたすら謝られて納得しつつも、結局始まるのろけ話には恨み節も有るようです。しかし2人の結婚とはかへたんていぶ史上ある意味一番のサプライズでした。

まとめ

とうとう作中で一年経過して季節は春に戻ってきました。8巻では3年生の卒業がありましたが、9巻では新たな出会いの季節ということもあって新入生の登場でした。すっかり忘れていたけどかへたんていぶも普通に部活なので新入部員とか考えるんですよね。そもそも元となったカフェ部自体が一度なくなっているんで新入部員は大事です。こういった学校生活ならではの新しい出会いというのはいつ見ても楽しいものだと改めて思いました。

しかし新入部員が探偵部としての入部希望だったのもある意味驚きでした。一応かへたんていぶなどと言っていますが早々事件なんか起こるわけもなくあくまでカフェの運営と個性的な部員たちが特徴の部活ですから、まさかのミステリー好きの登場でした。他の新入生もみんな個性的でこれからも楽しい展開が待っていそうな、期待感に溢れる話が多かったようにも思います。流石に9巻も続くと新キャラがこれだけ登場したのは久しぶりでしたしね。

既存の関係でもクラス替えなど色々変わってきました。えみなと同じクラスになれなくて悲しむ花園静などある意味クラス替えのあるある展開もきっちり回収していました。川越先生と佐山先生の結婚もそうですし、新年度を迎えて一気に様変わりしていくところも多く作中の節目として驚きが多い巻でした。しかし新キャラはまだまだ出てきたばかり、個性的なのはもうまるわかりですがこれからの活躍が非常に楽しみになるそんな9巻でした。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9

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