ヒロインの数も六人となり賑やかになってきた「モンスター娘のいる日常」第五巻です。前巻で予告されていた通り、今巻ではモン娘達とのデートが描かれていきます。ギャルゲー的ご褒美回が延々と続いていくという感じですね。

ミーアとメロの組み合わせ、パピとスーの組み合わせ、セレアとラクネラの組み合わせと共にそれぞれデート作戦を行っていきます。パピとスーの時はデートというよりも事件でしたけどね。スーの思いがけない一面は新鮮です。

そして今回は、なんと、MONの面々ともデートをしてしまいます。公人のハーレムに入っているわけではないのですが、彼女達もかわいくて魅力的なのですよね。中でもマナコちゃんには要注目です。それではご褒美満載のモン娘五巻スタートです。

あらすじ

脅迫者Dをおびき出すためのデート作戦が始まった。公人はミーアとメロと共に水族館デートをすることになる。キスの寸前で割って入ったり、イルカショーに出演して輝いたりと空気が読めないメロに腹を立てたミーアは、他の男?についていってしまうのだが……。(第19話)

パピにせがまれて裏山にやってきた公人は、巨大な怪獣のような何かに襲われてしまう。それはパピが植えたまま忘れていた半人半植物のキーだった。暴走するキーに為す術もない公人達だったが、同じく巨大化したスーが立ち向かうことに!(第20話)

セレア+ラクネラとデートをすることになった公人。セレアは気合が入り過ぎて何をやるにも空回りしてしまう。ついにはデビルのモン娘にHな術をかけられてしまい……。(第21話)公人は今度はMONの三人それぞれとデートをすることになる。(第22話)

感想

デート作戦編始まる! 先鋒はミーア&メロ!

前巻の最後で「D」と名乗る者から脅迫状が届き、Dをあぶり出すために公人がモン娘達とデートしていく――という作戦が始まりました。最初に公人とデートをすることになったのは、ミーアとメロです。ミーアはメロが付いてくることを嫌がったのですが、メロはミーアに協力すると言います。そうでした。メロは本命の恋人ではなく、公人の愛人志望なのでしたね。とんだNTR嗜好娘なのです。メロのお奨めで水族館デートをすることになった三人でしたが、メロのお蔭で入場料はなしの顔パスで入れることになりました。

公人と二人きりになったミーアはキス寸前といういい雰囲気になるのですが、直前にメロが魚薀蓄で口を挟んでぶち壊しになってしまいました。その上、メロはイルカショーに参加をして輝く姿を公人とミーアに見せます。メロに悪気はないのですが、ミーアは機嫌を損ねて他種族の男について水族館を出て行ってしまいました。こういうところがミーアの悪いところなのですが、モン娘の中で一番現実の女性の感覚に近いのもミーアなのかもしれません。ミーアは一番女の子女の子していますからね。

ミーアに近付いた男は実はドラゴニュートのドラコという人物でした。ドラゴンの亜人種のようですね。ピンチになるミーアの元に公人が駆け付けるのですが、果たして間に合うのでしょうか?ミーアと公人が親しげにする様子に、メロは今まで感じたことのない感情を覚えます。公人とミーアが仲良くするのは、愛人ポジションを狙うメロにとって悪いことではないはずなのにです。こういうメロの心情の変化を描いているのがとてもいいですね。リアル人魚姫めいてきましたよ。

スーが大活躍! こういう亜人種もいるんですね

パピにせがまれて、公人はスーとゾンビ―ナと一緒に裏山にバーベキューに行きます。作戦ではないようですが、まぁ実質デートですよね。パピとスーのお子様コンビは一緒にいると父性に目覚めてしまそうになりますね。そうしてのん気に肉を食べていると、突然巨大な怪獣が公人達を襲ってきました。その正体はドリアードで、半人半植物のモン娘なのでした。パピは彼女と知り合いのようで「キー」と呼んでいるようです。キーは人間を憎んでいるようで、パピが止めようとしても公人を襲うのをやめません。絶体絶命の大ピンチ!

そこに思いがけないキャラが思いがけない姿で登場します。巨大化したスーです。キーとスーの巨大化の原因は、付近に不法投棄されていた栄養剤にあったようですね。「超強力栄養剤」って書いてありましたから、効果があるのは納得です。的確に原因を分析するスーに「体が大きくなって頭もよくなったねスー……」と公人が突っ込みを入れています。キーとスーが向き合う様子は、まさに巨大怪獣対ウルトラマンです。違う漫画を読んでいるのかと錯覚しましたよ。

もちろん、これはモン娘世界ですからモン娘同士の殴り合いで決着がつくわけではありません。モン娘らしい方法で公人が行動することで事態は収拾の方向に向かいます。キーに公人のことが好きな理由をきかれたパピとスーは「優しいから!!」と声を揃えて答えています。ギャルゲーなどで主人公が好かれる王道の理由ですね。パピとスーは精神年齢が低めということもあって、それが一番大事な理由になっているのでしょう。なんか微笑ましかったです。

MONの女の子たちもデート相手だ! やったー!

脅迫犯のDを炙り出せなかったということもあり、ついにはMONの女の子たちとも公人とデート作戦を行うことになります。今まではヒロイン二人セットでデートをしていたのに、MONは一人一人とデートをするようですよ。ドッペルちゃんはなぜかお休みなんですけどね。まずはティオことティオニシアさんです。ティオは鬼人のモン娘で、とにかく体のあらゆるところが大きいことが特徴ですね。服選びに付き合うことになるのですが、早速ティオの心を掴んだようです。

ゾンビのゾンビーナとは、マンガ喫茶でとれた手を縫い合わせるデート? になりました。短時間のデートではありますが、ここでもがっちりゾンビーナの心を射止めている感じです。公人のモン娘たらしは達人の域に入りつつありますね。そして、最後は単眼種のマナコとのデートです。これまでマナコは損な役回りばかり引き受けてしまう不憫な子という印象でした。内気で引っ込み思案なところは、単眼にコンプレックスがあるゆえのようですね。もちろん、ここでも公人のモン娘たらしが炸裂します。公人はモン娘落とし選手権で優勝できますよ。

MONの面々も公人のハーレムに入ることになるのでしょうか? でもそうするとちょっと人数超過のような気もしてしまいますね。エレベーターならブザーが鳴ってしまいそうです。脅迫犯事件は一応の解決を見て一段落するのですが、最後にきた脅迫状は実は別の第三者が出したものだということが判明します。今巻のラストシーンでは、物騒なシルエットの人物が公人の首を鎌で切り落とそうとしています。というか。もう首の半分ぐらいザックリいってますよ。果たして公人は無事なのでしょうか?

まとめ

モン娘第五巻はデート作戦編でした。メインヒロインズは2人ずつの組み合わせで、それぞれの特徴を上手く利用してラブコメを展開することができていましたね。6人から2人を選ぶ方法は15通りあるのでこの形式だけでもまだまだたくさんの物語を作ることができそうです。ミーアとメロの組み合わせでは、積極的に公人を狙う女の子と、愛人ポジションを狙う女の子ということでよい組み合わせでした。結果、メロに新しい感情が生まれたところが収穫でしたね。

パピとスーは仲良しお子様コンビでした。二人が公人のことを好きな理由が語られていて、これもよかったと思います。セレアとラクネアのコンビは、なかなか自分の気持ちに正直になれないセレアの背中をラクネアが押してくれるのが心地良かったです。この三つの組み合わせがモン娘の王道のようですが、また別の組み合わせも見てみたいところですね。さて、今巻の私的ヒロインランキング1位は……、スーとメロですかね。今巻ではこの二人の新しい側面を見ることができて、面白くなってきてるな~というのを実感できました。他のヒロイン達もみんなエロかったのですが、心の大きな変化というのは見られませんでした。

MONの女の子達もよかったのですが、それぞれのデートシーンが短過ぎましたね。一話丸ごと使ってMONの一人を攻略するような話が出てくると一気にランキングを駆けあがる可能性を秘めています。そして最後に不穏な雰囲気の新キャラクターが登場していましたね。あのシルエット、人体の構造はどうなっているのでしょう? 鎌を持っていて、公人の首が半分ざっくりいっていましたけど、物騒なモン娘ではないでしょうね? うーむ、不穏だ。ということで次巻に続きます。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

記事担当:カオス