『エクソシストと首輪の悪魔』はフリルと幼女が好きな人におすすめのマンガです。ポンコツ悪魔とドSのエクソシストの同居ものですが、首輪の封印によってセクシーな大悪魔がロリになっているのがポイントです。
しかも、少女趣味でフリル満載の服とふわふわもこもこしたものが大好きという大変に殺傷能力の高い設定になっており、悪魔でなければロリコン認定されかねないところです。
服装のデフォルトが『童貞を殺す服』であるだけでなく、毎回のように衣装がかわる仕様となっているのもポイントです。服装バリエーションの豊富さがそのまま業の深さにつながりかねないため、中毒性に注意する必要があります。
あらすじ
大悪魔アルマディエルは、ある日悪魔を召喚していびり倒して退治するのが趣味というドSエクソシスト秀翔(しゅうと)に召喚されてしまいます。
召喚されたアルマディエルはなぜか幼女の姿になっており、ろくに力も発揮できない状態です。秀翔相手になにもできずにただ倒されてしまうのを待つ身となってしまうのです。
ところが、覚悟を決めたアルマ(幼女)の涙は秀翔のハートにキュンと突き刺さります。秀翔がアルマ退治を諦めたことにより、悪魔とエクソシストの奇妙な共同生活が始まるのです。
感想
アルマがいちいち可愛すぎる
引用元:エクソシストと首輪の悪魔 1、池内たぬま、芳文社、Kobo版、P13
本作品のメインヒロインが大悪魔アルマディエルことアルマです。大悪魔なのですが、封印の首輪により見た目は完全に幼女になっています。しかも、素直、魔力も体力もほぼなし、現代社会に関する知識もなしと「悪魔ってなんだろう?」と首をかしげる状態になっているのです。
その弱さは小学生にも野良猫にも負けるほどで、何をしてもトラブルに合う姿はポンコツとしか言えない状態になっているのです。
本人の服装の趣味が可愛いに全振りになっているのも特徴で、自然に好きな服を着てしっかり似合うのもポイントです。力を発揮出来ない分臆病になっていることも含め、秀翔でなくてもかまいたくなってしまうような愛らしさにあふれているのです。
悪魔だけでなく天使も登場!
引用元:エクソシストと首輪の悪魔 1、池内たぬま、芳文社、Kobo版、P106
悪魔と対を成す存在といえば天使です。大悪魔復活アルマディエルの復活は天使からすれば見過ごせないの大事件です。そのため、アルマを監視するために監視役として天使が送り込まれることになるのです。
派遣された天使の名前はシュリエル。頭に天使の輪などはなく、羽はリュックサックについている状態。天使?と思うような状態なのですが、天使なのです。初登場に秀翔宅の窓ガラスを割って飛び込み、流血の惨事を引き起こしたり、発想や発言に悪意がにじんでも天使です。
シュリエルはアルマディエルとほぼ逆の属性を与えられているのもポイントです。感情が外見に表れにくく、白系の衣装を好み、現代テクノロジーもうまく使いこなします。壊した窓ガラスはしっかり弁償するくせに秀翔は完全にロリコン扱いなど行動が読み辛く、周りを振り回しながら笑いを広げるキャラクターになっています。
アルマの髪型の変化もポイントの一つに
引用元:エクソシストと首輪の悪魔 1、池内たぬま、芳文社、Kobo版、P48
『エクソシストと首輪の悪魔』の魅力となっているのがアルマの可愛らしさですが、服装だけでなく髪型にバリエーションがあるのもポイントです。普段はリボンで髪をまとめていますが、寝るときやお風呂にはいる時はリボンを外すため、イメージが大きく変わるのです。
しかも、お風呂に入る際は髪型をまとめるなど細かい部分にも気を配っています。髪をまとめないと湯船につかった際に髪が広がってしまうため、現実に忠実であろうとするなら髪をまとめるのが正解だからです。ただし、演出の都合は省きます。
なお、首輪ははずすことができないため、いつでもついたままです。入浴中もお風呂上りもつけたままになるため、フェチズムにあふれた絵が完成してしまうこともあります。髪型と服装の変化でヒロインの多面的な魅力を味わえるのも特徴なのです。
まとめ
引用元:エクソシストと首輪の悪魔 1、池内たぬま、芳文社、Kobo版、P112
『エクソシストと首輪の悪魔』はポンコツ悪魔とクールな天使、随所に見られる服飾のフェチズムなど『可愛い』が詰まっている作品でした。
アルマの性格が素直で基本的に善人よりなため、基本平和ボケしているのも魅力の一つです。悪魔が存在してもほとんど悪意が存在せず、たまにシュリエルが言動ににじませるか、秀翔がSッ気を出す程度です。
また、池内たぬま先生が、Twitter上で以下の発言をしているのもポイントです。
卒業単位と天秤にかけて生まれた単行本なので読んでいただけるととても嬉しいです(新手のプレッシャーをかけていくスタイル)
— 池内たぬま✨単行本発売中 (@tnm_tyny) March 23, 2018
池内たぬま先生の商業デビュー作品で、電子版でもカバー裏のオマケが読めるので是非どうぞ。各書店の特典は池内たぬま先生のtwitterアカウントからもチェックできます。
