今回は、個性豊かなダンス部員たちの日常を描いた作品「夢見るプリマ・ガール」第2巻をご紹介させていただこうと思います!夢見るプリマ・ガールは、以前こちらのサイトでもレビュー記事を書かせていただいた「ジャヒー様はくじけない!」と同じ昆布わかめ先生の作品ですね。
ジャヒー様を読んで以降、昆布わかめ先生の作品は全てチェックしている私としては待ちに待った夢見るプリマ・ガール第2巻の発売。…しかし!夢見るプリマ・ガールは今回発売された第2巻をもって終了してしまったという事実が判明。本誌ではすでに最終回してたんですね…コミックス派なのでギリギリまで気づかなかったです…
クライマックスを迎えてしまったのは残念ですが、2巻に収録されている最終回のエピソードはなかなか綺麗にまとまっていて安心しました。そんなわけでここからは、最終巻となった夢見るプリマ・ガール第2巻について詳しい感想を述べていきたいと思います!
あらすじ
大きな目標だった文化祭のステージを無事に終え、またいつも通りの日々に戻ったダンス部の一同。球技大会・クリスマス・お正月などのイベントをこなしながら、平穏に3学期を迎えることができました。
ところが冬休みが明け、3学期最初の部活の日になって大きな問題が発生してしまいます。ダンス部が使っている部室が老朽化し、床に大きな穴が開いてしまったのです。これでは危なくて練習ができないということで、ひとまず部室は立ち入り禁止状態に…
顧問のれいか先生は部室の修理を要請しますが、学校側が下した決断はなんと「部室の取り壊し」。せっかく部員も集まって軌道に乗り始めたダンス部が一転、廃部の危機に立たされてしまうのでした。個性豊かなダンス部の運命やいかに…?
感想
ダンス部は廃部の危機を乗り切れるのか!?
引用元:夢見るプリマ・ガール 2、昆布わかめ、芳文社、電子版、p113
この巻で最大の事件となったのが、みゆたちが所属するダンス部の廃部騒動です。独りぼっちのバレエ部を支えていたみゆの元にようやく仲間たちが集まり、新生「ダンス部」としてリスタートを切ったばかりだったのですが…「部室の老朽化」という思わぬ要因によって、ダンス部は解散の危機に追い込まれてしまいます。
ひとまず「大会でスゴイダンスをすれば、偉い人が支援してくれて大きな部室・トレーニングルーム・ダンス部専用ステージ作ってくれるかもです!」というガバガバの理論で大会に臨むことになったダンス部一同。果たして彼女たちは偉い人(?)を見つけてダンス部を救うことができるのか!?…というのが最終回周辺のストーリーとなっていました。
ネタバレになってしまうのでダンス部がどうなったのかは伏せますが、個人的には「良い終わり方だったな…」と感じました。みゆが「部室がなくなっても、独りぼっちになるわけじゃないんです」と言うシーンで少しウルっときてしまいましたね。たとえダンス部が無くなってしまうとしても、みゆはもう独りぼっちじゃありません。
ママさんたちが反則級にカワイイ
引用元:夢見るプリマ・ガール 2、昆布わかめ、芳文社、電子版、p66
2巻には「みゆのママ」と「サフィのママ」が登場しました。最終巻にしてまさかのママキャラ2人追加という名采配…!そしてどちらのママも反則級に可愛くて眼福…!
人妻好き…もとい、ママキャラ好きの私としては嬉しい新キャラの登場だったので、軽くご紹介しておこうと思います。
みゆママ
引用元:夢見るプリマ・ガール 2、昆布わかめ、芳文社、電子版、p47

わー。とてもお若く見える奥様でございますわね。(裏声)

「若く見える」なんてチャチなもんじゃありませんよ…
ご覧の通り、みゆママは清々しいまでの合法ロリです。
なんなら小学2年生くらいに見えますが、その正体は34歳の人妻です。
ステージ衣装の販売&レンタルの仕事をしているため、ダンス部にも衣装を提供してくれます。ただしみゆママは自分が選んだ衣装を女の子に着せることを趣味としているため、ダンス部関係者は次々とみゆママの着せ替え人形と化します。個人的には、れいか先生がゴスロリ衣装を着せられた回がかなり好きでした。
サフィママ
引用元:夢見るプリマ・ガール 2、昆布わかめ、芳文社、電子版、p66

あれ?ジャ…

…一応念を押しておきますが、断じてジャヒー様ではありません。
サフィとそっくり…というか完全に同じ顔をしているのがサフィママです。
何歳なのかは不明ですが、高2の娘と見分けが付かないレベルで美貌を維持しているので不老不死かなんかだと思います。
性格はサフィにも負けず劣らずのダンス狂で、普段からベリーダンスの衣装で生活し、周りの目など気にせず自由に踊り始めます。「この親にしてこの子アリ」を体現するママキャラです。
最終巻は季節のイベント多めで賑やか!
引用元:夢見るプリマ・ガール 2、昆布わかめ、芳文社、電子版、p64
夢見るプリマ・ガールはこの巻で一旦終わりを迎えてしまったわけですが、これといって寂しい雰囲気は感じません。少しだけ文化祭エピソードの続きがあったり、クリスマス・お正月・球技大会・中間テストなどなど、季節のイベントが多かったのでむしろ1巻よりも賑やかな雰囲気になっていました。
特に盛り上がっていたのがクリスマスのエピソードですね。文化祭以降しばらく人前で踊るチャンスが無かったダンス部が、部室に保護者を呼んで「クリスマスダンスショー」を開催することになります。ダンスショーも大成功でしたし、メンバーのサンタコスも可愛くて見ごたえがありました。
クリスマスエピソードもそうなんですが、衣装担当のみゆママが登場したことによりメンバーがコスプレする頻度が上がってます。サンタコスの他にも男装・ゴスロリ・振袖・森の反省会(?)などコスプレシーン満載でしたので、これから2巻を読む男性陣はお楽しみに…!
まとめ
この巻で終わってしまうというのも寂しい限りですが、思い返してみればこの上なくスッキリとまとまってはいましたね。独りぼっちのバレエ部が、個性豊かなメンバーの集う「ダンス部」になり、廃部の危機に立ち向かって絆を深める…というのが1巻~2巻までの流れでした。
もう少し彼女たちの活躍を見ていたかったとは思いますが、「夢見るプリマ・ガール」という作品としてはこれでベストなのかもしれません。今後は「ジャヒー様はくじけない!」や「世界で一番おっぱいが好き!」などで応援していきたいと思います。

昆布わかめ先生、ひとまず連載お疲れ様でした!

お疲れ様でした!
というわけで今回は、夢見るプリマ・ガール第2巻のレビューを書かせていただきました。
全2巻でサクッと読める構成になっていますので、まだ昆布わかめ先生の作品を読んだことが無い方はぜひチェックしてみてくださいね!もしも夢見るプリマ・ガールにハマったら、昆布わかめ先生の他作品を読んでみるのもオススメですよ!

二次元の世界が好きすぎて脱サラし、マンガ・アニメ専門のライターになってしまったヤバい人です。
朝から晩までマンガを読んではレビュー、アニメを見てはレビューという二次元漬けの日々を送っています。