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魔法少女サイトSept 1 (少年チャンピオン・コミックス)

今回お送りさせて頂きます作品は『魔法少女サイトsept』です。私自身が古い人間なのか、個人的に抱いている魔法少女というのは、メルヘンな要素を色濃く作品に押し出し、萌え要素をふんだんに散りばめながら正義が悪を魔法の力で制する・・・。

そういうイメージが強いのですが、表紙の通りどうやらそういう感じの作品では無さそうです。読み初めてみると案の定、主人公が人を殺し血が流れている所から始まりました。

[魔法少女]というイメージからは程遠い構成で始まりますが[どうしてそうなったのか?]を知りたくなりましたので、読んでみる事に!1話目を読み終えてみたら納得といえば納得の展開となったので、今回はこちらの作品を記事にさせて下さい。

あらすじ

港区立新膳(しんぜん)中学校の生徒である長月雹花(ながつきひょうか)と高橋つららはクラスメイトであり、テニス部員です。ペアで出場した二人は部活の決勝戦で勝利し、全国大会へと出場を決めるのでした。

順調に練習を重ね続け、力を蓄えていた二人。ある日、コンビニで文房具を購入するため雹花は外出するのですが、そこで相棒のつららを見かけ、声をかけます。しかし、つららは気まずそうにその場を走り去り逃げてしまうのでした…

その後、つららからテニスを辞めるという連絡を貰った雹花は驚き、問いただそうとしますが、芳しくない対応。一人部屋にこもるつらら、突然つららの部屋にあるPCが勝手に動き出し[魔法少女サイト]という㏋が開き、そのまま…。

感想

雹花は真っ直ぐで友を大事にする人!!

引用元:魔法少女サイトsept(1) 佐藤健太郎、沖 浩、 秋田書店、/Kindle版、P78

雹花はパッと見ると、ん?男かな?と思ってしまいますが、実際は見た目通り性格的にさっぱりしており、仲間を大切にする良い意味で男らしさをもっているキャラです。しかし話のとある部分を過ぎると、キャラ変を起こすのですが、それも結局の所、つららを思っての事となります。

どういった経緯がありそういう変化を起こすのか、そのギャップがまた印象的ですし、どうしてそういう変化をおこしたのか?どういう変化がおきたのか?にアンテナを張ってみるとより面白くなります。

記事では控えさせて頂きますが、是非本作品を読んで確認してみて下さい。度胸満点で、大切なものを守るためなら悪にも染まる真っ直ぐな雹花、見応えあり!

つららは友達想いの優しい女の子!!

引用元:魔法少女サイトsept(1) 佐藤健太郎、沖 浩、 秋田書店、/Kindle版、P87

交通事故で父を亡くしてしまった過去を背負っている雹花も、部屋にこもりっぱなしでいた時期があります。そんな中でも毎日顔を出し、その日あった出来事を事細かに伝えたりプリントを配りに来てくれたつらら…

そんな中、つららは雹花に部活のテニスが忙しくなるという理由で明日から来れなくなると告げた事で外に出るきっかけを作り、共にテニスを頑張ろうという形になりました。

こういう背景から汲み取れるように、決してクラスメイトに不誠実な対応を取ったりせず、最後まで仲間を仲間として思いやれる心根の優しい女の子つらら、雹花の性格とも相重なりより良い関係を築いています。

正義の形が悪を討つ!!だけじゃない!!

引用元:魔法少女サイトsept(1) 佐藤健太郎、沖 浩、 秋田書店、/Kindle版、P145

雹花とつららの関係性から二人の絆の太さは伺えたと思いますが、この作品で一番印象的だったのは、主人公二人も悪い事を行うという事でした。ページの最初でつららが人を殺してしまう事はすぐにわかります。

そしてとある理由により、雹花も魔法少女らしくない武器を使って恐喝を行う事になりますが、その経緯については作品を読んで確かめて頂きたいので、あえて触れません。しかし、その行為をする前と後でのキャラ変には良い意味でのギャップを感じます。

また、今後二人と深く関わるであろうキャラの存在もチラついているので、今後の展開にも期待感を抱きます。どの作品でもそれは大なり小なりありますが、この作品は期待を裏切らないできちんと繋げてくれるだろうな…!という感触が読んでいて伝わってきました。

まとめ

引用元:魔法少女サイトsept(1) 佐藤健太郎、沖 浩、 秋田書店、/Kindle版、P62

萌え要素満点とは言い難い魔法少女の作品ですが、逆に生々しさと元々抱いているイメージとのギャップをうまく活かしてくれている感じです。

1巻だけの配分ではありますが、ストーリーの持って行き方が凄く上手にまとめられていて、良い意味であっという間に読み終えました。それくらい面白かったです。

[寿命]というルールも設けているのが更に人のために尽くす・犠牲にするという事に拍車をかけていて仲間を思う気持ちに重みを増していたのも良かったです!!続きが気になります。

元ニコ生主、現役ミュージシャン。ライターとしては新米。自身にとって無縁であった漫画とライターの世界に飛び込み、目下勉強中。

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